五能線は、青森県・川部駅から秋田県・東能代駅まで全長147.2kmを結ぶローカル線。日本海と世界遺産・白神山地の景観を一度に楽しめる“絶景列車”として全国の鉄道ファンや旅行者に愛されています。
本記事では、そんな五能線の1泊2日モデルコース、撮影スポット、きっぷ情報、おトクな旅のヒントまでをご紹介します。
五能線とは?――日本海と白神山地を結ぶ絶景ローカル線
青森県川部から秋田県東能代まで、車窓から広がる絶景とともに走る五能線。特に深浦〜岩館間では、線路と海面の高低差がわずか数メートルで、まさに「海の上を走る列車」としてSNSでも話題です。
また、観光列車「リゾートしらかみ」が運行されており、快適な旅が楽しめます。
なぜ今「五能線」が注目されているのか?3つの理由
1. 海岸スレスレの絶景車窓
「#五能線夕日」で検索すれば、美しい車窓風景が多数アップされています。月間のInstagram投稿数も急増中です。
2. リゾートしらかみのアップグレード
2025年4月より、全車指定席・Wi-Fi無料化などのサービス改善が行われ、快適性が向上しています。
3. 白神山地とのアクセス良好
世界遺産・白神山地の入口「十二湖駅」に停車するため、トレッキングや青池観光と組み合わせた旅が人気です。
【モデルコース】1泊2日で巡る五能線の旅
Day1:川部 → 鰺ケ沢 → 深浦(宿泊)
- 09:24 川部発
- 11:00 鰺ケ沢着:「ヒラメのヅケ丼」ランチ
- 13:20 鰺ケ沢発、千畳敷駅で途中下車
- 15:30 深浦駅着、周辺観光
- 17:00 深浦宿泊(民宿や旅館がおすすめ)
Day2:深浦 → 十二湖 → 東能代
- 08:13 深浦発「リゾートしらかみ」乗車
- 09:00 十二湖駅で下車、青池トレッキング(約2時間)
- 12:32 十二湖発 → 15:39 東能代着
- 秋田新幹線等に乗り継いで帰京可能
絶景写真が撮れる!五能線の撮影スポット5選
- 千畳敷駅:列車×岩畳×夕日
- 驫木駅:無人駅+海の絶景
- 岩館俯瞰スポット:101号線展望台からの一枚
- ウェスパ椿山大橋:リゾートしらかみの走行写真
- 十二湖ブナ林:緑と車両のコントラストが美しい
2025年版:五能線の時刻と運賃
区間 | 所要時間 | 普通運賃 |
---|---|---|
川部 → 深浦 | 約2時間10分 | 1,980円 |
深浦 → 十二湖 | 約30分 | 510円 |
十二湖 → 東能代 | 約3時間 | 1,320円 |
リゾートしらかみ指定席
- 追加料金:530円(全区間均一)
- 予約開始:乗車日の1か月前10:00~
東京・大阪からのアクセス方法
- 東京方面から
東北新幹線「はやぶさ」で新青森→奥羽本線で川部へ。 - 大阪方面から
伊丹空港→青森空港→弘前駅→川部(バス利用)
お得なきっぷ情報
きっぷ名 | 価格 | 有効期間 | 特徴 |
---|---|---|---|
五能線フリーパス | 2,640円 | 1日 | 全線乗り放題 |
リゾートしらかみ指定席券 | 530円 | 当日 | 快適な座席確保 |
週末パス | 7,000円 | 土日2日 | 東北・新潟・長野エリア乗り放題 |
季節別のおすすめポイント
季節 | ハイライト | 注意点 |
---|---|---|
春 | 新緑とりんごの花 | GWの混雑注意 |
夏 | 海水浴と花火大会 | 日焼け対策必須 |
秋 | 紅葉と収穫祭 | 台風接近に注意 |
冬 | 雪景色と日本海の荒波 | 除雪遅延あり |
想定旅費(東京発・2名・1泊2日)
内訳 | 金額(円) |
---|---|
交通費 | 約38,000 |
宿泊費 | 約18,000 |
食費・観光 | 約10,000 |
合計 | 66,000円 |
より旅を楽しむためのTips
- モバイルSuicaでポイント還元を活用
- 駅スタンプラリーでオリジナルグッズをゲット
- **路線バス**の併用で行動範囲UP
よくある質問(FAQ)
Q. 冬でも列車は動いていますか?
A. 強風・大雪での運休もあり得ます。事前に運行状況の確認をおすすめします。
Q. 車内Wi-Fiはありますか?
A. 「リゾートしらかみ」は無料Wi-Fi完備。普通列車は対象外です。
Q. コインロッカーは?
A. 川部・深浦・十二湖・東能代には設置あり。無人駅には原則なし。
まとめ
五能線は、ローカル線の中でも随一の車窓美と自然体験を楽しめる鉄道旅。
東京から最短4時間半で“日本の原風景”に出会えるこの路線で、週末旅を始めてみませんか?
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